もふもふの猫がもふもふの毛布を口にくわえて一生懸命歩いている。ストイックだけど超絶かわいくて健気な姿にだれもが心を奪われてしまう。
アメリカ人のキャトリンさんが飼っている猫のブラーンは、ひざ掛けサイズのふわふわ毛布が大好き。家のなかにいるときはいつも、お気に入りの毛布を口にくわえて引きずりながら移動する。
勢いあまって転んだりすることもあるが、毛布が柱の角に引っかからないように曲がるコツも習得し、得意気にキャトリンさんの寝室へ持っていく。毛布をふみふみして眠りにつくブラーンの至福の表情に、キャトリンさんはいつも癒されていると言う。
お気に入りの毛布とはいえ、キャトリンさんが毛布を使っているときは、ブラーンは怒ることなく辛抱強く待つ。そしてキャトリンさんが使い終えて毛布をソファに掛けるとすぐさま出動し、せっせと毛布の大移動を行うそうだ。
ブラーンは子猫の頃からよくキャトリンさんのバスローブのベルトをくわえて持ってくる癖があり、成長とともに毛布へと興味が変わっていった。相棒猫である黒猫のエドナにはそういった癖はないが、毛布を運ぶブラーンを茶化しながらいつも仲良く過ごしている。
キャトリンさんは先日、ブランケットで簡単なテントを作り、その中に潜って2匹と一緒にワインを楽しんだ。猫たちにキャットニップワインを与え、おもちゃで遊んでやると大いに盛り上がったそうだ。
犬派だったキャトリンさんは、ブラーンとエドナのおかげで今ではすっかり猫好きに。彼女の家はいつも笑いが絶えない。そして毛布が恋しくなる冬はいつも、2匹と一緒に暖かくて幸せな時間を満喫している。