バイデン大統領は犬好きで知られており、これまでに数匹のジャーマンシェパードを飼ってきた。
しかし大統領就任後にホワイトハウスに連れてきた「メジャー」は気性が荒く、シークレットサービスやホワイトハウスのスタッフたちに噛みついたため、デラウェアに住む友人に預けられてしまった。
その後、大統領は新たなジャーマンシェパードの「コマンダー」をホワイトハウスに迎え入れたが、この犬も噛みぐせがあって大統領夫妻の手を焼いているようだ。
コマンダーは昨年10月から現在に至るまで、11回にもわたってシークレットサービスやホワイトハウスの関係者に噛みつくなどの攻撃をしたと報告されている。なかには大統領がコマンダーの散歩紐を外した際に、コマンダーがシークレットサービスのスタッフを襲い、腕の皮膚を損傷させるケガを負わせた。
保守派の法律関係団体「Judicial Watch」の代表は、「これらの衝撃的な記録は、バイデン大統領とシークレット・サービスに対して根本的な疑問を投げかけるものだ。自分の飼い犬がシークレット・サービスやホワイトハウスの職員を何度も襲い、噛みつくのを許すというのはまさに狂気と腐敗だ。そしてシークレットサービスは、捜査官を守るどころか、バイデン一家による捜査官や警官への虐待に関する文書を不法に隠蔽しようとしたのだ」と痛烈に大統領を批判している。
大統領が犬による攻撃を容認しているとは思えないが、このまま噛ぐせが治らないようだとメジャーと同じくコマンダーもホワイトハウスから追い出されてしまう可能性が高い。