あにまるキャンパス

ブログ

クマに仕掛けた隠しカメラに登山遭難者がSOS


アラスカのカトマイ国立公園には多くの野生のクマが生息しており、ものすごく太った巨漢クマやかわいい子グマ、川を登るサケを上手に捕まえるクマなど、個性あふれるクマたちが揃っている。
国立公園は敷地内に12のカメラを設置し、カメラに映るクマの映像をライブストリームでネット上に公開している。昨年は合計1000万人がクマの姿を観ようとライブストリームを訪れ、その人気は年々高まっている。

しかし、9月5日の午後3時半頃、公園のカメラのひとつにクマではない生き物の姿が映し出された。それは緑色のジャケットを着た男性で、カメラ越しに「Help me」と言い、親指を下に向けて助けを求めていたのだ。
たまたまその時間に公園のウェブサイトを観ていた人がカメラに映った男性に気づき、サイトのチャットボックスにメッセージを送った。チャットサービスを担当していたボランティアはすぐさま公園の管理人に連絡をし、その3時間後に捜索隊が男性をダンプリングマウンテンの山頂付近で発見した。

救助された男性にケガはなかったようだが、当時山では雨が降っていて霧で見通しも悪く、登山をするには危険な状況だった。カメラに映っていた男性を見つけた人と公園関係者らの迅速な連携のおかげで男性の命を助けることができた。
しかし、なぜ男性がそのカメラを見つけることができたのかは、いまだに謎のままだという。カメラはそもそもクマの姿をとらえるためのもので、山頂スポットから4キロ近く離れた木々のなかに設置されている。男性がその謎について口を開くかどうかはわからないが、サイト上では閲覧者から助かった男性への祝福のメッセージがたくさん寄せられているようだ。

アプリでもっと使いやすく!

ペットについての情報や
お得で便利な機能をお届けするスマートフォンアプリ!

ページの先頭に戻る