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マウイの山火事で取り残されたペットを救うため獣医が集まる


未曾有の災害となったマウイ島の山火事により、いまだに1300人以上が行方不明となっている。被害者は人だけに限らず、多くのペットたちも犠牲になった。

マウイの動物愛護団体「マウイ・ヒューメイン・ソサイエティ」の代表であるシャノン・ケイティさんによると、約3000匹のペットが島内で行方不明となっている。彼女のチームとほかの動物保護団体はより詳細な調査を進めるため、被害が一番大きかった地域に向かっている。

13日の時点で、すでにラハイナから52匹の犬や猫が「マウイ・ヒューメイン・ソサイエティ」へ運ばれてきた。その多くが火災による火傷に苦しみ、火傷を負った耳や足などに包帯で巻いて応急処置を施した。
かつて「マウイ・ヒューメイン・ソサイエティ」が世話をしていた犬のカトニスはラハイナで消防士によって見つけられたが、足の裏と骨に重度の火傷を負っていた。カトニスは激痛に加え、火事のショック、飼い主と離れ離れになった不安といった精神的なダメージも多いとシャノンさんは話す。シャノンさんは現在、カトニスへの治療を続けながら、飼い主と再会できるよう情報を収集している。

被災地で生き残ったペットを飼い主のもとへ返すのはこれから長い闘いになりそうだ。ペットの行方を探している人々はたくさんおり、シャノンさんはそうした人々にペットの迷子報告書を提出するよう呼びかけている。報告書のデータと、救済されたペットのマイクロチップ情報がマッチすれば再会を果たすことができるからだ。

「マウイ・ヒューメイン・ソサイエティ」で保護された犬のローマンは火災が起きた際にドッグシッターと一緒にいたが、シッターと海に飛び込むことができず取り残されてしまった。体のあちこちに火傷を負ったが、マイクロチップと飼い主の報告書のおかげで火災から2日後に再会することができた。

いまだ行方不明となっている人々と動物たちを思うと胸が痛いが、1人でも、1匹でも多くの命が助かり、ペットと飼い主が笑顔で再会できることを願ってやまない。

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