マレーシアの国立ネガラ動物園にあるカピバラ展示場のなかに、紛れてなにやら違う動物が紛れ込んでいる。
よく見るとそれは1匹の茶トラの猫で、カピバラにスリスリしたり、寄り添って寝たりしており、完全にカピバラの群れに溶け込んでいる様子だ。
この猫はみなしごで、どういった経緯かは不明だが2、3年前からそのカピバラ展示場を訪れるようになった。
通常園では野良の動物を同居させない方針だが、猫とカピバラが仲良くしており、お互い病気を持っていないので猫を受け入れることにした。園のスタッフは猫をマレーシア語で茶トラ猫を意味する「Oyen(オーエン)」と名づけ、展示場の壁には「カピバラ&オーエン」とユーモアたっぷりのサインを掲げた。
カピバラは癒し系アニマルとして人気が高いが、そんなカピバラが猫と一緒にたわむれている姿を一目見たいという客が増え、動物園は連日多くの人で賑わっているそうだ。