
愛猫が夏を快適に過ごすための寝床づくりは、通気性の良い素材を選び、風通しの良い場所に設置することが重要です。
猫は体温調節が苦手なため、湿気がこもりにくいメッシュ生地や、熱を逃がしやすいアルミ素材などを活用して、体に熱を溜め込まない環境を整える必要があります。
「夏用のベッドを買っても使ってくれない」「冷房による冷えすぎが心配」と悩むことはありませんか?
本記事では、夏の寝床づくりのポイントや猫のタイプに合わせたベッドの選び方、おすすめアイテム5選、設置時の注意点についてわかりやすく解説します。
愛猫が快適に過ごせる夏の寝床づくりのポイント

全身を被毛で覆われている猫は、人間以上に熱がこもりやすく、寝床の環境ひとつで体調を左右することもあります。
ここでは、愛猫が暑い日でもしっかりと体を休められるような、夏の寝床づくりのコツをご紹介します。
猫に夏の寝床対策が必要な理由
猫は全身で汗をかくことができず、人間のように効率よく体温を下げられません。
特に湿気が多く寝苦しい日本の夏は、猫にとっても体力を消耗しやすい季節です。
厚手の冬用ベッドを使い続けると、寝床に熱がこもって熱中症を引き起こす恐れがあります。
猫は本来、家の中で涼しい場所を見つけるのが得意な動物ですが、飼い主さんが適切な環境を整えてあげることで、夏バテの予防にもつながります。
愛猫がどこでもリラックスして横になれるよう、家の中に複数の寝床を用意して選ばせてあげるのが理想です。
熱や湿気を効率よく逃がす冷感素材を選ぶ
夏の寝床を整えるには、ベッドの「素材」選びが重要です。
体に触れた部分の熱を逃がしやすいアルミプレートや、ひんやり感が心地よい大理石などは、熱がこもりにくいので重宝します。
また、蒸れを嫌う子には、通気性の良いメッシュ素材や麻などもおすすめです。
フローリングで伸びて寝るのが好きな子にはプレートタイプ、顎を乗せて寝たい子には通気性の良いカドラー(縁のあるクッションベッド)など、愛猫の普段の睡眠環境に合わせて素を使い分けてみましょう。
床からの熱を遮断する「高さ」や「隙間」をつくる
冷たい空気は下に溜まる性質がありますが、床に直置きされたベッドは空気の流れが止まりやすく、背中側に熱や湿気がこもってしまうことがあります。
そんなときは、脚付きのコットやハンモックのように、床との間に「隙間」がある寝床を活用するのが効果的です。
下を風が通り抜けるだけで背中の蒸れが解消され、より涼しく過ごせます。
また、エアコンの風が苦手な猫には、床下から穏やかに温度を調整できる空調設備などの活用もおすすめです。
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愛猫のタイプ別に見る夏用ベッドの選び方

猫によって、フローリングのような硬い場所を好む子もいれば、クッションに包まれる安心感を好む子もいます。
夏の寝床も、愛猫が普段どこでどのような格好で寝ているかを観察して、リラックスしやすいタイプを選んであげましょう。
のびのび寝るのが好きなら「アルミプレート・大理石」
愛猫がお腹を床にピタッとつけて、手足を伸ばして寝るのが好きなら、アルミや大理石のプレートタイプがおすすめです。
アルミや石は熱を逃がしやすい性質があるため、夏場のクールダウンに適しています。
普段から廊下や玄関などで横になっている子なら、ひんやりした板状の寝床も受け入れてくれやすいでしょう。
丸まって寝るのが好きなら「かご・メッシュ製カドラー」
体を丸めて、縁(ふち)に寄りかかって寝るのが好きな子には、カドラータイプが適しています。
夏場は、通気性の良いメッシュ生地や、ラタン(籐)などの天然素材で編まれたものが使いやすいです。
囲まれた安心感がありつつ、風が通り抜けるので熱や湿気がこもりにくくなります。
高い場所が好きなら「通気性の良いハンモック」
ケージの上段や窓際など、高さのある場所を好む猫にはハンモックタイプが便利です。
床から離れた位置に設置することで、床付近の熱気を避けられるだけでなく、上下から空気が流れるため効率よく涼めます。
設置する際は、愛猫の体重に合った耐荷重のものを選び、しっかりと固定されているか確認してあげましょう。
綺麗好きなら「丸洗い可能な冷感クッション」
夏場は皮脂汚れや抜け毛がベッドに溜まりやすく、放置するとニオイや雑菌の原因になります。
愛猫がいつも清潔な場所を好む性格なら、カバーや本体を洗濯機で丸洗いできる素材を選び、定期的にお手入れしてあげましょう。
速乾性のある冷感生地を使用したクッションであれば、こまめにお手入れができるため、飼い主さんの負担も少なく衛生的に保てます。
愛猫の夏の寝床におすすめのベッド5選

夏用の猫ベッドは種類がたくさんあって、どれが愛猫に合うのか迷ってしまいますよね。
ここからは、通気性や冷たさはもちろん、お手入れのしやすさやデザインにもこだわった、この夏おすすめのアイテムを厳選してご紹介します。
ドギーマン|通気性が良く爪研ぎもできる「モダンルーム ナチュラルにゃベッド」

ドギーマン「モダンルーム ナチュラルにゃベッド」は、麻縄を編み上げて作られた、天然素材の風合いが魅力のベッドです。
ボウル状の形が猫の体にフィットしやすく、寝床として使いやすい設計になっています。
全面が麻縄でできているため、寝るだけでなく爪研ぎとしても活用できる点もおすすめポイントです。
メッシュのように隙間がある編み方なので熱がこもりにくく、耐久性にも優れているため、活発な性格の子でも長く愛用できるでしょう。
猫壱|エアコンの風対策にも「猫のくら」

猫壱「猫のくら」は、厚みのあるダンボールを何層にも重ねてつくられた、かまくら型の寝床です。
職人の手によってひとつひとつ仕上げられており、狭い場所を好む猫が落ち着いて休める空間になっています。
入り口が小さめに設計されているため、エアコンの冷風が直接体に当たるのを防ぎつつ、暗さを確保できるのが利点です。
植物由来の糊を使用しているため、万が一猫がなめてしまっても健康面での問題はありません。
アイリスオーヤマ|触れるとひんやり心地よい「クールペットベッド」

アイリスオーヤマ「クールペットベッド」は、寝具にも採用される接触冷感生地を使用した、効率よく熱を逃がすベッドです。
触れた瞬間に涼しさを感じられるため、体温が上がりやすい夏場の寝床やお気に入りの休憩場所に向いています。
底面には滑り止め加工が施されており、ソファのような厚みがあるため安定感も備わっています。
汚れが気になった際は手洗いができるので、抜け毛や皮脂汚れが溜まりやすい季節でも清潔に保てるでしょう。
FUKUMARU|取り外して洗濯もできる「猫ハンモック」

FUKUMARU「猫ハンモック」は、天然パイン材のフレームとリネン生地を組み合わせた、高さのある設計が特徴の猫用ハンモックです。
地面から離れていることで上下に空気が通り、夏場の背中側の蒸れを解消できます。
リネン素材の布部分は簡単に取り外して洗濯機で丸洗いできるため、お手入れの手間もかかりません。
耐荷重は約18kgと頑丈に作られており、窓際やリビングなど、家の中の涼しい場所に手軽に移動させて使えます。
ペティオ|ひんやり両面使える「アルミねこ缶HNZ」

ペティオ「アルミねこ缶HNZ」は、純度99.6%以上のアルミニウムを使用した、ねこ缶モチーフの製品です。
アルミは熱伝導率が高く、乗るだけで体温を逃がす効果があるため、電気を使わずに涼しさを確保できます。
両面が使用できる仕様なので、設置場所や愛猫の好みに合わせて柔軟に活用可能です。
表面にはキズがつきにくいアルマイト加工が施されており、抜け毛や汚れもサッと拭き取るだけで取り除けます。
愛猫の夏場の寝床づくりで気をつけたい注意点

良質な夏用ベッドを用意しても、置き場所や組み合わせ方によっては愛猫が体調を崩してしまうことがあります。
冷えすぎや室温の変化に対応できるよう、飼い主さんが気をつけておきたいポイントを確認しておきましょう。
エアコンの冷気が直接当たらない場所に設置する
エアコンの冷風が長時間体に当たり続けると、体温が下がりすぎて消化不良や関節の痛みなど体調不良を招くことがあります。
寝床を設置する際は、風向きを確認して直接冷気が当たらない位置を選びましょう。
冷たい空気は床付近に溜まりやすいため、少し高さのある棚の上やケージの中段などにも逃げ場をつくっておくと、愛猫が自分で心地よい温度の場所を選んで休めます。
素材の異なる寝床を「複数」用意するのが理想
猫は気温や日差しに合わせて、その時々で最も過ごしやすい場所へ移動する習性があるとされています。
そのため、冷たいアルミプレートだけでなく、通気性の良い布製クッションや天然素材のベッドなど、質感の違う寝床を数カ所に分散して置くのが理想的です。
複数の選択肢があれば、日中の暑い時間はアルミで体を冷やし、朝晩の涼しい時間はクッションで休むといったように、愛猫が自分で環境を使い分けられます。
冷感素材だけでは体が冷えすぎてしまうことも
接触冷感素材やアルミ製品は熱を逃がすのに有効ですが、エアコンがしっかり効いている室内では、逆に体を冷やしすぎてしまう場合があります。
特に高齢の猫や子猫は体温調節が苦手なため、冷たい素材しかない環境は避けるべきです。
冷感機能のない綿素材のベッドや、通常のクッションも残しておきましょう。
冷えすぎたときに自分で暖を取れる場所があることで、冷えすぎによる不調を防げます。
猫の好みに合わせた夏の寝床づくりで猛暑を乗り切ろう
猫にとって、日本の夏は湿度が高く体温調節が難しい季節です。
愛猫がどこでどのような姿勢で寝ているかをよく観察し、好みに合った素材や形状の寝床を整えてあげましょう。
日々の環境づくりでは、エアコンの風向きに注意し、冷えすぎた際の逃げ場として質感の異なるベッドを複数用意しておくのが理想です。
愛猫のペースに合わせた寝床づくりで、厳しい夏を一緒に乗り切りましょう。

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